観葉植物はやめたほうがいいと言われると、えっ?どうして?と思いませんか?
観葉植物は、インテリア雑誌などで、イメージフォトには必ずといっていいほど使われているアイテムです。
実際に部屋にあっても、癒されそうと思う人も多いと思います。
観葉植物はやめたほうがいいと言われるのには、”育てる”必要があるということにあります。
水やりの仕方によっては枯らしてしまいますし、育つので植え替えの必要が出てきます。
また、鉢の中に小さな自然環境ができるので、虫が発生することがあります。
買ったときには考えていなかったことが起き、やめたほうがいいという声が見られるようになったのです。
でも、ポイントさえ知っておけば対策できるので、心配することもありません。
観葉植物はやめたほうがいいと言われる理由とデメリット、そしてメリットについて詳しく紹介します。
観葉植物はやめたほうがいいと言われる理由
枯らしてしまうことがある
仕事が忙しくて、いつも疲れて帰ってくるので癒しが欲しくて…。でもペットの世話とか無理だし、替わりに観葉植物でもと思って買ったけれど、気づいたら枯れてしまった > <
緑や花を部屋に置くことは、心理的にもいい影響があることがわかっています。
忙殺される毎日に、いやされるものがそばにあることは、心の安定にも繋がります。
犬や猫といったペットにも、その存在や仕草が癒しになっていることも多いと思いますが、ペットの場合は生き物ですから、世話の必要があります。
散歩に行ったり、遊んであげたり、餌やりにトイレの始末、病気になったら病院へ連れていかなければいけません。
その点、観葉植物だと、お世話というものは必要ないので、買いやすい存在です。
でも、観葉植物の種類によっても違いがあると思いますが、ついうっかり、水やりが足らずにしおれてしまったり枯らしてしまったりということがあります。
そんな経験をしてしまうと、自分には向いていないのかと思ってしまうかもしれません。
置いたら虫が出るようになった
部屋の隅に置いていた観葉植物に、この前気づいたら小さい虫が発生していた!いったいどこから?!土がいけないのかなぁ…。
あるとき、ふと気づく虫の存在。
いったいどこから?と調べてみると、茎や葉に虫がついていることがあります。
観葉植物を育てる土には、適度な湿り気が必要ですから、その環境を好む虫がよってくることもありますし、購入の際に、土の中にいることもあります。
緑が好きで観葉植物を置いていたら、虫がついていたなんて残念な体験です。
虫が苦手な人にとってもイヤな経験になってしまいます。
そうすると、観葉植物を購入するのをためらってしまうかもしれませんね。
植え替えが面倒
観葉植物って植え替えが地味に面倒なんですよ。土を入れ替えたり、鉢を大きくしたり,,,。気軽にとはできない、ひと仕事感がありますね。
購入したときのイメージでいると思いますが、観葉植物は育っていきますから、植え替えという作業が必要になります。
だいたい2、3年に1度のペースです。
根っこは伸びていきますから、放置していると根詰まりを起こし、さらには根が腐れて枯れてしまいます。
また、土が水を吸わなくなったり、葉がしおれてしまうのも植え替えのサインです。
観葉植物の植え替えには、適切な時期や正しいやり方があります。
それを間違ってしまうと、株が弱って、枯れてしまうことにもなってしまいます。
植え替えの話を聞いてやってみったけど、それで枯らしてしまった…なんてことがあると、観葉植物は苦手だと思うかもしれません。
観葉植物はやめたほうがいいデメリット
“手入れ”で失敗することがある(水やり)
観葉植物のケアにおいて、水やりの失敗は大きなデメリットとしてあげられます。
特に「水不足」と「水のやり過ぎ」は注意が必要なポイントです。
- 水不足:
- 土が長い間乾燥してしまうと、植物の根が水分を吸収することができなくなります。結果として、植物は弱ってしまい、最悪の場合、枯れてしまうこともあります。
- 葉や茎がしおれてしまうことも水不足の兆候としてよく見られます。
- 水の遣り過ぎ:
- 過度に水を与えると、植物の根が水に浸かりっぱなしになり、根腐れを引き起こす原因となります。この根腐れは植物の健康を大きく害し、枯れてしまうこともあります。
- 水やりをしても植物に元気がない、あるいはグッタリしている場合は、水の遣り過ぎが原因で根腐れを起こしている可能性が考えられます。
以上のことから、水やりは植物の健康を保つための非常に重要なケアの一部であり、適切な水やりを心がけることで、観葉植物を元気に保つことができます。
土の状態で虫を寄せ付けてしまう
観葉植物は私たちの家の中で自然の雰囲気を持ち込んでくれますが、それに伴って虫を引き寄せるデメリットも存在します。
- 観葉植物と虫: 観葉植物には、ダニや害虫が付着する可能性があり、これらの虫は植物を弱らせたり、病気を引き起こして枯死させることがあります。特に室内での管理では、これらの害虫の発生が非常に厄介となることが多いです。
- 土の影響: 観葉植物の土の選び方や状態も、虫の発生に影響を与える重要な要因です。有機成分が多い腐葉土や堆肥が含まれている土は、虫を引き寄せる可能性が高まります。また、土が水はけの悪い状態になっていると、特にコバエなどの発生源となることが多いです。
対策として、土の選び方を工夫する、例えば水はけの良い土を選ぶことや、土を使わずにスポンジなどの代替手段を利用する方法もあります。
育ちすぎてしまう
観葉植物は、適切なケアや環境下でスクスクと成長します。これは一見良いことのように思えますが、以下のような問題が生じることがあります。
- スペースの問題: 観葉植物が大きく成長すると、置いているスペースに対して大きすぎて場所を取るようになります。特に狭い室内空間では、他の家具や日常の動きを制限する原因となることがあります。
- 手入れが大変: 育ちすぎた植物は、植え替えが必要になることが多く、これは時間と労力がかかる作業となります。また、大きくなった植物の手入れや剪定も、小さなものよりも難しくなることがあります。
観葉植物の成長は喜ばしいことですが、その管理やスペースの確保がデメリットとなる場合があります。
選ぶ際は、成長の速さや最終的な大きさを考慮し、自宅のスペースに合ったものを選ぶことが重要です。
観葉植物を置くメリット
空気を浄化してくれる
観葉植物の「空気を浄化してくれる」というメリットは、その植物が行う光合成のプロセスに起因しています。
植物は光合成の過程で太陽の光を受け取り、これを利用して二酸化炭素を吸収し、酸素を放出します。
この過程により、観葉植物は室内の酸素濃度を高め、二酸化炭素を減少させる効果が得られます。
さらに、一部の観葉植物は有害物質の除去能力も持っています。
これは、植物が特定の有害物質を吸収し、無害な物質に変換する能力を持つためです。
これにより、観葉植物は室内の空気をより安全で健康的なものに変える役割も果たしています。
総じて、観葉植物を部屋に置くことは、より清潔で健康的な空気環境を作る手助けとなるのです。
これは、特に都市部や密閉されたスペースでの生活において、非常に有益なメリットといえるでしょう。
リラックス効果がある
観葉植物は、私たちの目を楽しませるだけでなく、心の平和や安定感をもたらす効果があります。
これは、自然の緑色が持つ心理的な影響に起因しています。
自然とのつながりを感じることで、都市の喧騒や日常のストレスから一時的に解放され、リフレッシュすることができます。
また、研究によれば、緑色はリラックス効果を高める色として知られています。
そのため、観葉植物を部屋やオフィスに置くことで、視界に緑を取り入れることができ、これが人々のストレスを和らげる効果をもたらします。
観葉植物のリラックス効果は、風水の観点からも評価されています。
風水では、観葉植物が人間関係を整えたり、安らぎの効果を与えたりするとされています。
そのため、部屋やオフィスに観葉植物を配置することで、より穏やかで落ち着いた環境を作ることができるでしょう。
おしゃれなインテリアになる
観葉植物は、その美しい緑の葉と多様な形がお部屋に自然の魅力をもたらすため、多くのインテリアデザインに取り入れられています。
これらの植物は、単純に部屋に緑を取り入れるだけでなく、空間全体の雰囲気を高め、よりおしゃれで洗練された印象を与えます。
さらに、観葉植物を適切に配置することで、部屋の一部として自然に統合され、その空間をより魅力的に演出します。
照明や小物、アートと組み合わせることで、インテリアとしての美しさが倍増し、豊かな雰囲気を作り出すことができます。
観葉植物は、殺風景な室内を明るくしたり、小物の目隠しやついたての役割も果たすなど、多様な機能を持っています。
これらの植物を適切に使用することで、シンプルでありながら効果的なインテリアデザインを実現することができます。
観葉植物のデメリットから考える替わりになるもの
観葉植物にはデメリットがあることは説明してきましたが、メリットだってもちろんあります。
やっぱり、お部屋に植物があると、癒されるというか、リラックス効果やヒーリング効果が感じられるので、置きたいと思う人もいると思います。
そこで、枯らしてしまうかもしれない、植物は部屋に置きたい、虫さえなんとかなれば…。
そう思っている人のために、観葉植物の替わりになるものについて紹介します。
観葉植物を育てる自信がないならフェイクグリーンは?
観葉植物を育てる自信がないなら、フェイクグリーンはどうでしょう?
フェイクグリーンというのは、いわゆる造花のこと。
見た目には、本来の観葉植物のようですが、つくりものなので、水やりや植え替えの心配もありません。
見た目に買ったときのそのままなので、いつまでも目を楽しませてくれます。
部屋のインテリアとしても有効です。
鉢植えタイプのグリーンだけでなく、壁掛けや天井からも吊るせるのがフェイクグリーンならでは。
部屋いっぱいに置くのは難しいとされる観葉植物ですが、フェイクグリーンなら、玄関、リビング、寝室、お風呂にだって飾れます。
観葉植物が無理でも植物が好きなら花を飾ってみよう!
観葉植物のデメリットを見てきて、自分には無理そう、でも植物は置きたいと思う人には、花をおすすめします。
お花といっても、華やかさばかりではありません。
シンプルで、落ち着いた色合いの花だってあります。
花って生けるのが難しいと思っていますか?
自分で選んで花瓶に生けるばかりが花の飾り方ではありません。
花束(ブーケ)の状態で、購入することもできます。
それなら、家に届いたら、あとは飾るだけで部屋に彩りを添えることができます。
虫が苦手ならフューチャーソイルを使ってみよう!
観葉植物に虫がつくというデメリットは、ほぼ土が問題です。
水をやることで湿った環境ができてしまい、虫が好む状態になることが主な原因です。
なので、その土を変えてみようというのが提案です。
土ではなく、土に変わる新素材フューチャーソイルを替わりに使用します。
軽くて清潔で、保水能力に優れています。
なにより、虫がつきにくいというのがうれしいポイントです。
フューチャーソイルは燃えるゴミに出すことができる、100%オーガニックなのです。
まとめ
観葉植物はやめたほうがいいって、ちょっとびっくりでしたね。
育てるために必要なことですが、水やりで失敗して枯らしてしまったら残念ですし、植え替えをするのも、少し面倒ではあります。
虫が湧いてしまうのもちょっと困り者ではあります。
デメリットもありますが、メリットにも注目してください。
植物は、心にとてもいい影響を与えてくれることはわかっています。
観葉植物にはリラックス効果がありますし、二酸化炭素を吸ってくれるので、空気を浄化してくれます。
インテリアとして、お部屋のアクセントにもなります。
失敗しやすいところは十分注意して、メリットを体感して欲しいです。
また、デメリットとされれいるところも、観葉植物の替わりになるものを取り入れることで、対策してみてください。