テレビの後ろの音漏れ。
壁の向こう側のお隣に響いていないか心配の方もいると思います。
もしかしたら、苦情をもらったという経験があるかもしれません。
大きなトラブルになる前にできる対策はやっておきたいですね。
質問投稿サイトにも、こんな書き込みがありました。
Q.音量上げるとテレビの後ろの部屋まで壁を通り越してうるさいです。 音を前にするようなスピーカーや、テレビの後ろを防音をするようなものを教えてほしいです。
テレビ背面の音漏れは、音量が大きいからとは限りません。
音が反射していることも、一つの原因です。
そんなときには、反射音という余計なノイズは、吸収すれば対策することが可能です。
テレビ後ろの防音に、例えば、吸音パネルを使ってみてください。(自衛目的の防音対策ではありません)
テレビの後ろの防音におすすめ!吸音パネル5選
インテリア吸音材「OTTO(オットー)」高性能吸音材QonPET使用
■サイズ
ヘキサゴン約 153mm×177mm×30mm(12枚・24枚セットあり
■カラー
ブラックネイビー/ディープベージュ/ライトパープル/グレー/ピーチ/スカイブルー/イエロー/キャロット/ディープブルー/グリーン/ラベンダー/マスタード/アップルグリーン/ディープグリーン/サーモンピンク/ホワイト/アクアネイビー/ブラック/サックス/ウィローグリーン
音を防ぐ「防音」には、「遮音」「吸音」とあります。
テレビの後ろの音の場合、反射させる「遮音」より、音を吸収する「吸音」がおすすめです。
ノイズを減らすという表現がわかりやすいかもしれません。
新居や引っ越しで、まだ家具を置いていない部屋に入ったとき、しゃべる声が響いて聞こえませんか?
それは声、つまり”音”が反射しているからです。
では家具やインテリアを置いたあとはどうでしょう?
なにも置いていないときと違っていませんか?
壁に並べた収納家具や本棚、床に敷いたラグやカーペットなどが、わずかにですが音を吸収しているからです。
集合住宅の簡単な防音対策として、大きめの家具を壁側に置くというのがあります。
これも理由は同じ。
家具が吸音の役割をしています。
そうは言っても、テレビの後ろに家具を置くわけにはいきませんね。
そこでおすすめなのが吸音パネルなのです。
テレビ後ろの防音できる吸音パネルのメリット
テレビの音が壁を通じて隣室に響くのを抑えるには、吸音パネルの活用が有効です。
吸音パネルは音を吸収し、反響音を減らすことで音漏れを軽減します。
防音対策において、以下のメリットが吸音パネルにはあります。
それでは、各項目の詳細を見ていきましょう。
吸音パネルの効果と仕組み
吸音パネルは、テレビ音が壁や天井で反響するのを防ぐ効果があります。音を吸収する素材でできており、壁に貼るだけで簡単に設置できるのが特徴です。
吸音パネルが音漏れ対策に適しているのは、音の振動を抑える素材を使用しているためです。
- 音の反射を減らして音漏れを軽減
- 壁に設置するだけで簡単に効果を発揮
- 壁紙に馴染むデザインも多くインテリアに最適
例えば、賃貸でも使える自己粘着式の吸音パネルは、壁に傷をつけず簡単に貼り付けることができるため、家の壁を損なわずに防音効果を高められます。
さらに、吸音パネルは様々なデザインがあり、インテリアにも合いやすいため生活空間の雰囲気を損なわずに防音対策を進められます。
吸音パネルは特に反響音に対して効果的なので、テレビを観る際の音質を高めつつ、音漏れも抑えられる一石二鳥のアイテムです。
吸音材と防音材の違い
吸音材と防音材は音漏れ対策に使われる素材ですが、用途に違いがあります。吸音材は音を吸収し、室内での反響を抑える役割があり、防音材は音を遮断するための素材です。
この2つの素材の違いを理解すると、より効果的に防音対策を施すことができます。
- 吸音材: 音の反響を抑えて音漏れを軽減
- 防音材: 音を遮断し外部に漏れにくくする
- 賃貸では吸音材が使いやすい
例えば、賃貸物件でテレビの後ろに吸音材を貼ることで、隣室に響きやすい音を抑えられます。また、吸音材は柔軟性があり壁面に設置しやすく、取り外しも簡単です。
吸音材と防音材のどちらを使うべきか迷った際は、音漏れの原因や部屋の構造に合わせて選ぶのがポイントです。
テレビ音の反響を抑える効果
テレビの後ろに吸音パネルを設置すると、音が壁に反射するのを防ぎ、部屋全体の音響環境が改善されます。特に集合住宅では、音が壁を通して隣室に伝わるのを抑える効果もあります。
この反響音の抑制効果によって、クリアで耳に心地よい音が得られるため、テレビ視聴の音質が向上します。
- 壁に音が反射するのを抑える
- 部屋の音質がクリアになり視聴が快適に
- 隣室への音漏れを軽減
たとえば、リビングのテレビ周辺に吸音パネルを貼ると、周囲に響く音が減り、特に低音の反響が和らぎます。家族がいる場合や、夜遅い時間の視聴にも配慮できます。
吸音パネルの設置で音漏れが軽減されると、隣室や階下への音も気にならなくなり、ストレスなく音響環境を整えられるのが利点です。
賃貸向け!簡単にできる防音アイデア
防音対策といっても、防音できればいいからと、ダンボールなんか考えていませか?
卵数個入りの紙ケースなんてダメです。
そもそもどちらも防音には適しません。
リビングのメインの場所になろうかというテレビ。
テレビの後ろの防音対策も、インテリアの雰囲気壊さずおしゃれにやりましょう。
賃貸物件でも簡単に取り入れられる防音アイデアとして、吸音パネルや防音シートなどの防音アイテムを利用する方法があります。
これらは、壁にダメージを与えずに設置できるため、賃貸物件に最適です。
ここでは、賃貸で簡単に使える防音アイデアを以下の3つに分けて解説します。
これらのアイデアを組み合わせると、さらに防音効果が高まります。
賃貸で使える防音アイテム3選
賃貸物件で音漏れ対策をする際、壁を傷つけないで設置できる防音アイテムを選ぶことが大切です。以下の3つのアイテムは、簡単に設置できて防音効果が期待できます。
音漏れ対策におすすめのアイテムを紹介します。
- 自己粘着式の吸音パネル
- 厚みのある防音シート
- 防音カーテン
例えば、自己粘着式の吸音パネルは壁に簡単に貼り付けられ、剥がしやすいため賃貸でも安心です。厚みのある防音シートは、音の反射を抑えつつ壁からの音漏れも防げるため、テレビ周辺に設置するのがおすすめです。
また、防音カーテンは窓からの音漏れを軽減する効果があり、部屋全体の防音環境を高めることができます。
これらのアイテムを賃貸物件でも使うことで、簡単に防音対策が可能です。
おすすめ!吸音パネルの設置方法
吸音パネルの設置方法は非常にシンプルで、特に自己粘着式タイプは手間がかからず賃貸でも安心して使えます。ここでは基本的な設置手順を紹介します。
吸音パネルの設置方法をステップで見てみましょう。
- 設置する位置を決める
- 壁のほこりを取り除く
- 自己粘着式シートをはがす
- 壁にまっすぐ貼り付ける
- 空気を抜いてしっかり固定
例えば、テレビの後ろやスピーカーの周囲にパネルを貼り付けることで、音が直接壁に伝わるのを防げます。壁に直接触れる音が少なくなるため、音漏れを効果的に軽減できます。
吸音パネルは、簡単に剥がして再利用もできるため、引越し時などにも便利です。
防音シートの使い方
防音シートも吸音パネルと同様、賃貸でも使いやすい防音アイテムです。特に厚みのあるシートは、隣室への音漏れを軽減するのに効果的です。
防音シートの使い方を順番に見ていきましょう。
- 設置したい場所を測る
- シートをカットしてサイズ調整
- 両面テープでシートを貼り付ける
- しっかり空気を抜いて固定
- 必要なら複数枚重ねて強化する
例えば、テレビの後ろに貼り付けることで、音が壁を通して隣室に伝わるのを防げます。シートは厚さがある分、吸音パネルよりも遮音効果が高いので、特に重低音を抑えたい場合に適しています。
防音シートは、設置場所に合わせて自由にカットできるため、部屋のレイアウトに合わせて調整することも簡単です。
防音効果をさらに高める配置のポイント
防音効果を最大限に引き出すためには、アイテムの配置が重要です。
テレビの位置や、吸音パネルの配置を工夫することで、防音効果がさらに高まります。
具体的には、以下のポイントに注意して配置を調整しましょう。
これらの配置ポイントを参考にして、音漏れを効果的に抑えましょう。
壁との距離を工夫する
テレビと壁の距離を少し空けるだけで、音が壁に伝わるのを防ぎやすくなります。隣室に音が漏れやすい状況を回避するためにも、壁との距離の工夫は防音対策として有効です。
壁からの距離を意識して配置しましょう。
- テレビと壁の間に5〜10cmの距離を保つ
- 防音パネルを壁とテレビの間に設置
- 配線スペースも確保して熱対策にも
例えば、テレビの背面に吸音パネルを挟みながら5cmほど壁から離して配置することで、音の振動が壁に直接伝わりにくくなります。壁際に直接設置するよりも、隣室への音漏れが抑えられます。
このように少し距離を空けるだけでも、音の響きを軽減する効果があります。
テレビの位置と向きの調整
テレビの位置や向きを工夫することで、音が部屋内に均一に広がり、音漏れを防ぎやすくなります。特にスピーカーの方向にも注意することで、音の響き方が大きく変わります。
効果的な位置と向きのポイントを見ていきましょう。
- 部屋の中心に向けて配置
- スピーカーが壁に向かないようにする
- 背面に吸音パネルを設置して響きを抑える
たとえば、テレビを壁に向けて置くのではなく、部屋の中心に向けて配置することで、スピーカーから出る音が壁に当たらず、音がこもりにくくなります。また、背面に吸音パネルを設置することで、隣室への音漏れも防ぎやすくなります。
テレビの配置は、音響環境を整える上でも重要な要素です。
防音マットの併用で効果アップ
防音マットを敷くと、テレビの音が床に伝わるのを防ぎ、隣室や階下への音漏れが軽減されます。音漏れを効果的に抑えるために、床にも対策を施すことがポイントです。
防音マットの効果的な使い方を紹介します。
- テレビ台の下に敷く
- 厚みのある防音マットを選ぶ
- 床全体に敷いて振動を吸収する
たとえば、厚さ1cm以上の防音マットをテレビ台の下に敷くだけで、振動が床を通じて響くのを防ぐ効果があります。さらに、部屋全体に防音マットを敷くことで、テレビ音以外の生活音も軽減され、防音環境がさらに強化されます。
防音マットは音漏れを抑えるだけでなく、床を傷から守る役割も果たします。
音漏れ対策の注意点とポイント
防音対策を行う際、賃貸物件では注意が必要です。過剰な施工や効果が出ない方法に費用をかけるのは避けたいところです。
音漏れを効果的に抑え、賃貸でも安心して使える防音対策のポイントを紹介します。
防音のポイントは以下の通りです。
これらの点に注意しながら、防音効果を上げていきましょう。
防音対策の過剰施工に注意
賃貸では、壁や床に過剰な施工を行うと、退去時に修繕費がかかるリスクがあります。必要な部分に必要な分だけ防音対策を施すことが大切です。
賃貸で安全に防音対策を行うためのポイントを押さえましょう。
- 粘着式パネルを使用する
- シートは簡単に剥がせるタイプを選ぶ
- 複数枚重ねで施工しない
たとえば、壁に複数の防音シートを重ねて貼ると防音効果は高まりますが、剥がす際に壁紙を傷める可能性があるため注意が必要です。
賃貸の場合は、最低限の施工で防音効果を得られるアイテムを活用しましょう。
効果を確認する方法
防音対策の効果を確認することも重要です。実際にどの程度の効果が出ているかを確認して、必要に応じて調整します。
効果確認のための方法をチェックしてみましょう。
- 音の響き方を耳で確かめる
- スマホの騒音計アプリを使う
- 家族や隣人に確認を頼む
例えば、音の響き具合をスマホの騒音計アプリで測定すると、デシベル数で音の大きさがわかるため効果を数値で確認できます。家族や隣人にも聞いてもらい、改善が必要な箇所を把握すると良いでしょう。
効果を確認しながら調整することで、無駄な防音対策を減らせます。
長持ちする防音材の選び方
防音材は品質や耐久性に差があるため、長持ちする素材を選ぶことで効果を維持しやすくなります。特に吸音パネルやシートの素材選びがポイントです。
長持ちする防音材の選び方を見ていきましょう。
- 耐久性の高い素材を選ぶ
- 自己粘着が劣化しにくいもの
- 防水や防カビ加工があると便利
例えば、耐久性に優れた素材を使用した吸音パネルは、長期間にわたり効果を発揮しやすくなります。自己粘着タイプの場合も、劣化しにくい素材を選ぶと、剥がれにくくメンテナンスが減ります。
賃貸物件では長期間の利用を見越し、防音材を慎重に選びましょう。
Q&A よくある質問
防音対策に取り組む際、疑問に感じることがあるかと思います。
ここでは、よくある防音対策の質問にお答えします。
- Q防音効果を感じるまでの時間は?
- A
防音効果は設置直後から感じられますが、実際の効果は部屋の配置や防音アイテムの量にも影響されます。例えば、吸音パネルの配置が適切であれば、テレビ音の反響が抑えられ、音漏れが軽減されるのがすぐに感じられます。
一般的に、防音アイテムを追加していくと、効果が徐々に高まるのが分かるでしょう。
- Q賃貸でも大丈夫な防音対策は?
- A
賃貸でも安心して使える防音対策としては、自己粘着式の吸音パネルや剥がしやすい防音シートがおすすめです。これらは壁に傷をつけずに設置でき、剥がした後の痕も残りにくいため、賃貸でも問題なく利用できます。
また、防音カーテンなども賃貸物件で利用しやすいアイテムです。
- Q音漏れがひどい場合の追加対策
- A
音漏れがひどい場合は、防音アイテムを複数組み合わせることで、効果がより高まります。例えば、吸音パネルと防音シートを重ねて貼る方法や、壁だけでなく床や窓にも防音カーテンを取り入れると、全体的な防音効果が増します。
特に、部屋全体で音の反響を抑えるような対策がポイントです。
これで、防音対策についての疑問が少しでも解消されたかと思います。ぜひ、適切な防音対策を実践し、快適な室内環境を作り上げてください。
まとめ テレビ後ろの防音対策のやり方とポイント
今回は、テレビ後ろの防音対策方法についてについて紹介しました!
賃貸でもできる対策があると助かりますね。
少しの工夫で音漏れを防げるので、ぜひ試してみてください。